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証券化をするための膨大な契約

2015年2月1日「日曜日」更新の日記

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証券化のしくみを理解した人にとって、「さあ、それではこの通りやってくれ」といわれて、ます悩むのがこの問題でしょう。日本でSPCをつくるのなら、苦労しても何とかできそうですが、倒産隔離をするためにケイマンにSPCをつくれといわれても、「どうしたらいいんだ」となりそうです。答えは簡単です。日本の弁護士事務所に頼めば、ケイマンの弁護士に連絡をとって簡単につくってもらえます。もちろん、ケイマンSPCの議決権付き株式に慈善信託を設定するところまでお願いできます。ケイマン側の繁忙度によっても違いますが、1ヵ月前後の期間を見ておけば大丈夫でしょう。それにしてもわずか人口4万人弱のケイマン諸島に多くのSPCが設立されているのは面白いですね。もちろん、節税や会社の設立しやすさといったメリットがあるからですが…。興味のある方は、ケイマン諸島が組み込まれているカリブ海ツアーもあるので、―度行ってみるとよいかもしれません。証券化をするための膨大な契約は誰がつくるのか証券化が本格的に始まった数年前とは違って、今では相当程度まで契約書の雛形が固まってきています。ある証券化スキームを使うことになったとき、経験の豊富なアレンジャー、信託銀行、弁護士事務所などであれば、大抵の場合はその案件にふさわしい契約書の雛形を持っていると考えてよいでしょう。

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