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近年の住宅工法

2015年6月22日「月曜日」更新の日記

2015-06-22の日記のIMAGE
最近の家は在来の工法にしろパネル工法にしろ、新建材で覆い隠すために木がまったく見えなくなっています。これではどのような材料が使われているのか、どのようなつくり方になっているのか、ということがわかりません。また、壁の中に封じ込められていると、木が呼吸することができません。もし壁の中に湿気があれば、木は吸湿したまま乾くことがありません。そのために木は腐りはじめます。その点、木が空気に触れていれば腐りにくいのです。日本の木造住宅はもともと家の内からも外からも木が見えるようになっていました。しかし、街で家が密集してくるようになってきたので、外側に木が露出していると、火災のときに延焼する可能性があって危険だということになりました。また、建物の強度の面からも好ましくありません。したがって、外部には木が露出しないように土蔵づくりなどができました。それでも家の内側では、できるだけ木を見せるようになっていました。現在でも是非そうしたいものです。木が見えてこそ、木のよさが生きてくるのです。柱や梁などを部屋の内部で露出するようにすれば、木は呼吸ができて腐ることがないようにすることができます。木でつくられた床は露出しています。しかし、これも多くは合板フロアが使われています。合板の場合は塗装によって皮膜でおおわれ、やはり呼吸ができないのです。

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