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断震住宅という発想もある

2015年10月11日「日曜日」更新の日記

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近年、免震住宅の考え方を進化させた住宅として、断震住宅というものがとうじょうしてきました。これは空気の力で基礎から上の部分を持ち上げて、揺れを断つ「エアー断震」というシステムを用いたものです。このシステムは簡単に言うと、二重の基礎を作っておき、地震の揺れを感知すると、その基礎の間に空気を入れる仕組みです。そのため重さ100トンもあるような一戸建て木造住宅を一瞬で浮かせることができます。一般的には、震度3~4を感知すると浮上するように設定されています。家そのものを浮かせるため、大地震が起きても揺れを感じないというわけです。地震波には、P波とS波の2種類があります。P波は地震が起きたときに最初に発生する初期微動を指します。S波は、P波のあとに発生する主要動を指します。携帯電話などで受信する緊急地震速報は、P波を観測して得た情報をもとに、S波が到着する前に伝えるという仕組みです。このエアー断震は、P波を感知して作動するように設定されています。そのため大きな揺れを伴う地震が起こった際も、家の中では、ほとんど大きな揺れを感じることなく過ごすことができます。東日本大震災のときには、このシステムを設置したすべての家で正常に作動し、十分に機能したことが報告されています。

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