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『建物の朽廃による旧借地権の消滅』

2016年1月3日「日曜日」更新の日記

2016-01-03の日記のIMAGE
①建物の「朽廃」  自然の推移によって建物が腐朽損壊し,建物としての社会的経済的効用を失うことを建物の「朽廃」といいます。自然現象によることが必用ですから、人が取り壊す場合はこれに当たりません。また、自然の推移による腐朽損壊であることが必要ですから,火災による焼失や地震による倒壊もこれに当たりません。  最初の存続期間であれ,更新後の存続期間であれ,当事者間で有効な存続期間を定めている場合において,その存続期間中に建物が朽廃した場合には,借地権が消滅することはありません。その場合には,一般の建物滅失の場合と同様に,建物再築の可否や建物を再築したことによる存続期問延長の有無が問題となるだけです。  旧借地権において,最初の存続期間であれ,更新後の存続期間であれ,当事者問で有効な存続期間の定めをしていなかった場合に,―――この場合には前述のとおり法定の存続期間となりますが―――借地権の存続期間中に建物が朽廃したときは借地権は消滅します。

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