トップ > 平成28年1月> 29日

『国連がお墨付きを与えた日本の安全性』

2016年1月29日「金曜日」更新の日記

2016-01-29の日記のIMAGE
 外資系ファンドは、震災以前から日本の不動産に注目していた。だが、震災後のほうがその流れは加速している。それは、日本の不動産の価値が他国に比較して魅力的であることを知っているからだ。  ただし外国人に限らず、日本人の投資家にとっても最大の心配事があった。それは、「福島第一原発の影響がどう不動産マーケットに影響を与えるか」である。  たしかに、東京などへの影響はほとんどないと言っても過言ではないが、それでも百パーセント安心であるとは言えないであろう。今でも毎週金曜日になると、首相官邸近辺で原発反対集会が行われているように、原発に対する人々のアレルギーは根強い。  しかし実は、この問題について心配する必要はないと考えている。日本のマスコミは大きく報道していないが、国連から今回の福島第一原発についての最終報告書が発表されているのだ。  その報告書によると、福島第一原発の人体への影響はないということである。日本では未だに福島第一原発の影響を懸念する報道が少なくないが、「その問題はない」ということが国連によって明らかにされているのだ。  国連が日本の安全性にお墨付きを与えたことから、グローバル不動産投資家が考えていた「日本の不動産へ投資する最大のリスク」は消えていると言って良いだろう。  このことがさらに広く認知されれば、海外からのマネーの流入は増加の一途をたどるであろう。ただし、それは日本の不動産マーケットにとって、手放しで喜ぶべきこととは言えない。貴重で価値の高い日本の不動産は日本人が保有すべきであり、海外マネーによってコントロールされるものではないからだ。  すでに株式市場は、海外勢の動きによって日々の値動きが左右されている。日本人自身が日本の不動産の価値に早く気付かなければ、優良な不動産は外国人の手で買い占められてしまうだろう。これは、「はじめに」で「浮世絵の失敗と同じことを繰り返してはいけない」と述べたとおりだ。  幸いにも、今回は日本国内の資金であるJ−REITが積極的に不動産取得に動いている。あとは、その動きが広がりをみせることである。

このページの先頭へ