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【ABSとは】

2016年3月16日「水曜日」更新の日記

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証券には企業が発行する普通社債や転換社債と、企業の信用力ではなくキャッシュフローを生み出す資産を拠り所として発行される証券があります。後者を資産担保証券またはABSと呼びます。近時の不動産流動化案件として組成される証券はまさに特定の不動産から生み出される賃料収入をを拠り所として発行される証券でありABSの一形態です。『●ABSの発展』そもそもABSは、アメリカで1970年代から住宅ローン債権資産を担保とした証券を取りまとめて証券化するところからスタートしています。その後、ABSは自動車ローン債権やクレジットカード債権の証券化等に発展しました。その資産担保証券の主流は金銭債権を中心としたものでした。不動産のキャクンユフローを中心にした資産担保証券の発展は、90年代に入ってからで、比較的近時です。アメリカではCMBSという呼び方をしています。これは、ローン担保であり、金融の証券化と言えます。『●不動産担保のABS』対象となる不動産としては安定的なキャッシュフローを生み出すもので償還時の処分可能性があれば何でも可能ですが、一般的にはオフィスビル、賃貸用アパート、ショッピングセンター等の商業施設やホテルなどが対象となります。これらの証券化商品の利払い資金は物件から生み出される賃料収入が中心であり、元本の償還資金は対象となる不動産の売却代金ないしリファイナンスです。したがって元本償還時の当該不動産の価格次第では全額元本が償還されないリスクがあります。

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