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不動産屋・大家は疑ってかかれ

2016年3月27日「日曜日」更新の日記

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たとえば、実際にこんなことがありました。ある不動産屋の世話で、入居したら、トイレの手洗いのところのパイプから水漏れを起こしていたのです。不動産屋というのは、そういうところをチェックするために仲介手数料を取り、仲介という仕事を任されているはずです。これは不動産屋の怠慢以外の何物でもありません。このような手抜き契約がときどきあって、それをチェックすべき不動産屋がそれを貸主に指摘してくれないときがあります。怠慢で気づかないのか、気づいても言わないのかそれはわかりませんが、ともかく借り主の圜としては、不動産屋の言うことを全面的に信じてはいけないということだと思います。家は出るときもたいせつですが、入居時もだいじだということです。入居の段階で現在の設備の状態の確認書を作成して、添付することが一番いい方法ではないでしょうか。そのためには、借り主の側も、設備の状態をしっかりと点検する目を持たなければなりません。2LDKぐらいの住宅ですと、最低でも百五十項目ぐらいのチェックをしなければなりません。ドアの入り囗からチェックしていくとしますと、ドアのノブの具合、カギ穴の状態、蝶番の状態、鍵はまえのものと取り替えてあるかどうかなどなど、玄関まわりでもこれだけあるのですから、相当時間もかかりますし、目配りも容易ではありません。そこで、面倒になっていい加減にすると、不動産屋の言うことを信じてしまうことになります。不動産屋は、少なくともちゃんと国家試験を受けて商売をしているのだから自分よりはよくわかるはずだという潜在意識が慟くのでしょう。不動産屋から言われると暗示にかかってしまうこともあるのではないでしょうか。言っていることに間違いはないだろうと、暗黙のうちに自分を納得させてしまうわけです。しかし、不動産屋はプロであるだけに、早く商売を成立させたいと思っているわけですから、不都合なことは言いません。ですから、眉にツバをつけて。自分の目でしっかりと見る必要があるのです。言われたら、すぐにそうかなと思わずに、言われたら言い返すぐらいの気持ちがだいじです。そうすれば、たとえば、家賃を値切るタネを発見することもあります。たとえば、電気・ガスのメーターには荷札のようなものがぶら下がっています。それを見ると、その家の電気やガスがいつまで使われていたのかがわかります。そこから、その物件がいつ空き家になったのかがわかる仕組みです。あるいはエアコンのリモコンの温度設定を見て、空き家になった時期を推察することもできますし、埃の量などでも判断できるでしょう。空き家の時期が長ければ、家主は次に早く貸したいとあせっているはずです。空気に家を貸しても何の得にもならないからです。家主のあせりの程度を計って値下げの交渉をすることも可能になるというわけです。さらに、業者が絶対に言わないだろうということは、その家が何らかの事件に巻き込まれた家だった場合です。それを言わないで契約をすると、「重要な事項の違反」と「宅地建物取引業第四十七条の違反」になりますから、入居してからでもそれがわかれば、損害賠償の請求ができます。入居まえに知るためには、刑事まがいの聞き込みも必要かもしれません。ともかく、不動産屋や大家の言うことを全面的に信じると、足元をすくわれることもあるということになります。

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