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自らの生命と財産を守るための判断

2016年4月21日「木曜日」更新の日記

2016-04-21の日記のIMAGE
 耐火等級は自らの生命と財産を守るための判断ですから、考え方としては できるだけ高いランクの住宅や仕様を選択するのが正解だと思います。  また、防火はまず火を出さないことが第一で、次にたとえ燃えても命は危 険にさらさないという判断が必要でしょう。その観点からは、戸建住宅であ ればセンサーや警報装置の設置、共同住宅であれば警報装置と避難路・脱出 路の確保について、仕組みをよく理解しておく必要があります。  しかし、だからといって感知警報装置が等級4でないといけないというこ とはありません。むしろ、何かあったときに的確に行動できる用意があるか どうかが重要です。設置されている警報の仕組みを正しく理解して、作動し た場合にどうするか、あらかじめ手順を決めておけばよいでしょう。避難路 や脱出路についても同様です。  後段の外壁等の耐火性能は、財産を守ることを目的としており、こちらは 保険等でリスク負担をするという考え方もあります。さきほど説明したよう に、開口部の耐火性能を上げることはかなり費用がかかります。火事が多い 地域であるとか、密集地域であるなどの事情がある場合は、特に費用をかけ て高ランクの窓や扉をつけることになりますが、郊外の住宅地の戸建住宅で は等級2程度で十分だと思います。  延焼のおそれのある部分というのは、人為的に区分したものですから、当 然その範囲の内外で微妙な問題があります。延焼のおそれのある部分から数 十cm離れた壁の窓は規制を受けません。しかし実際の建物の耐火性能には、 隣の窓と同様に影響があります。したがって、本当に燃えない住宅をつくろ うと考えられる方は、性能表示の範囲外の開口部、外壁、屋根等のすべての 仕様を耐火性の高いもので統一する必要があります。

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