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時間と利益のバランス

2016年10月3日「月曜日」更新の日記

2016-10-03の日記のIMAGE
ビジネスの世界では、「時間」についてしっかりした考えを持つことは大変に重要です。時間を有効に使う。期限内に仕事を済ます。期限までにお金を支払う。事業の資金回収を早くする。約束した時間を守る……など、時間の大切さを指摘した言葉が多くあります。住宅分譲でも、まさに「時間」が重要です。新築マンションを分譲するときには、周辺との競合や顧客の懐具合、自らの利益を考慮しながら慎重な値付けをしていきます。細かい配慮をして、各室の価格を決めて売り出すと、幸いにも「即日完売」できることがあります。その結果について、社内で評価が二分されることがままあります。一つは、即日完売で当初の予定通りの利益を確保でき、「これまでの苦労が実を結んで本当によかった」と喜ぶもの。もう一つは、「設定した価格、つまり値付けが甘かったのだ。これは失敗だ。もっと高い値付けをしておけばより稼げたはずだ」という意見で、「即日完売」を悔やむもの。それぞれの立場と市場の状況によって成功か失敗かの評価は分かれるのですが、事業とは、限られた経営資源(ヒト、モノ、カネ)と時間とを有効に使って利益を確保していくものです。事業に着手してから資金を全部回収するまでの時間を、できるだけ短くすれば、経営効率を高められます。いたずらに高値で販売しようとして、完成在庫を抱え続け苦悩の日々を送るより「即日完売」で祝杯をあげて、回収した資金を再び活用して次の新しい利益確保のチャンスに挑戦するほうが、仕事としても楽しいはずです。利益にこだわりすぎて、社員の士気が下がる損失のほうが大きいのです。

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