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女だからってなめられてたまるか

2016年10月18日「火曜日」更新の日記

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1990年(平成2年)から2000年(平成12年)までのこの時期は、かなり立ち直り、投資に積極的に取り組んでみようと考え、物件情報を少しずつ集めたりするようになりました。道を歩いていて、立て看板などにも興味を向けて、偶然見つけて購入、という物件もあります。2002年(平成14年)に購入した、東京都中野区の3室のアパートは、偶然、家への帰路で、価格と利回りが書かれた立て看板を目にしたことがきっかけです。なぜかその当時は3000万円くらいの物件しか自分は買えないという固定観念があり、利回りは10%を目標にしていたので、今から見れば低い条件ですが、10年間ほぼ投資家としては沈黙していた反動もあってか、飛びついてしまいました。この物件は再建築不可で、融資を受けるのは難しく、仲介業者の社長も、「私も欲しいと思ってローンを申し込んだんだけど、駄目だったんですよ。5DKの2階を自宅にして、下の2部屋を貸せば返済できると思ったんだけど」と言っていました。ついでにつけ加えると、「お客さんたいしたもんだね」「何がですか?」「こんなこと言っちゃなんだけど、女一人でやってきたんでしょう。よく銀行が相手にしてくれるねえ」と言われました。コンチクショーめ。なぜ敢えてこんなことを書くかと言うと、本書の読者にも女性はいらっしゃるに違いありませんが、女一人で何かしようとすると、決まって「なめられる」ことと向かい合わなければいけません。29歳で税理士として独立してから今日まで痛切に感じてきたことです。しかし、それによって落ち込んだところで現実は変わりません。むしろそのなめられていることを利用して、カウンターを打ち込んでやりましょう!女性というだけで下に見ている相手なら、むしろ男性に同じことを言われるよりもビックリして判断力を失ってくれる可能性があるので、私は「なめられているな」と感じた時は、笑顔でえぐい提案をしていくようにしています。「これが女の言うことかー!」と相手が内心思い、表情が引き攣るほどの理論武装をした提案をぶつけてやるのです。この物件の時は、500万円ばかり下値を入れて、押し返されはしたものの300万円引きで購入できました。ただ、この物件の唯一の欠点は日当たりが悪いということ。そのため、むしろそれが長所となって安眠できる水商売をされている方が1階の2部屋に入居されたのですが、すぐに家賃を滞納されてしまいました。この交渉も、当初は自分で行っていたのですが、さすが水商売をされている方というか、海千山千の回避力に辟易として東京地裁に訴えました(金額が簡裁の限度額をゆうに超えていたので)。平謝りを受けて、現在はきっちり払って頂いています。しかし、税理士という、必ずしも順調ではないクライアントとも触れ合う機会がある仕事をしていたのでよかったものの、私が訴訟という選択肢がまったく頭に浮かばないような世間知らずのお嬢様だったなら、とても口頭で話をつけられる相手ではありませんでしたネ……。督促のTELは何度も行い、訴訟以外の考えつく限りの手は尽くしていたにも関わらず、ダンマリを決め込んでいたのですから敵ながらアッパレです。和解が成立して以降も、「夜勤で振り込めない」との理由で期日に間に合わないと言ってくることもありました。まったく取り合わない強い態度で臨んでいたら、いつの間にか必ず毎月期日に間に合うように振り込んでくるようになりました。やればできる、相手の言い分を聞きすぎては大家業は務まらない、と強く実感しました。

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