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マンション購入の絶好ポイント

2016年11月29日「火曜日」更新の日記

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シングル女性を購入者層と想定したマンションの販売にはそういう人たちの名簿が、近隣に住む安定した給与所得者をターゲットとするのであれば、その種の人たちの名簿が求められる。そこでたとえば、女性地方公務員の名簿や、物件の近くにある大病院の職員名簿といった特殊なものを、リサーチ会社にオーダーして作らせたり、仕入れさせたりしているようだ。そうして手に入れた名簿を元に、営業マンは一面識もない相手にとにかく電話をかけるのだ。丸一日電話をかけ続け、手がだるくなり受話器を持てなくなった営業マンは受話器を手の平に縛り付ける。立ったまま一日中電話をかけ、客とのアポイントを取れた者だけがやっと座ることができる。そういう伝説が語り継がれているほど、その営業スタイルは力がある。〇〇が開発したといわれるもう一つのユニークな販売手法がローラー作戦だ。これは、販売する物件を中心に、購入してくれそうな人たちが住んでいるだろうというエリアを地図上で線引きし、線の中に囲み込まれた地域住民に対して、シラミ潰しに訪問営業をかける手である。もちろんシラミ潰しといっても、すべての所帯に飛び込むわけではない。借家住まいの人たち、つまりマンションを購入するのはまだ初めてという、業界でいうところの「一次取得者」に営業をかけるわけだ。外から見た目に賃貸アパートや賃貸マンションとわかるところには、片っ端から訪問する。訪問先の数は一日最低100件というのがひとつの目安らしい。「当時はそれこそ毎晩、銭湯の前に張り込んでいましたね。出てくる人のあとについて住んでいる場所を確認したら、その場で飛び込むわけです」〇〇の旧幹部が言う「当時」というのは、この販売手法が取り入れられた昭和50年前後のことだ。その頃は、銭湯に行くような人は借家住まいが多いという判断から、銭湯は有効な見込み客を待ち伏せできる絶好のポイントだった。

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