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暗いときだからこそ、花火を見たい

2017年2月1日「水曜日」更新の日記

2017-02-01の日記のIMAGE
東日本大震災の後、電力不足に対処するため、日本中で節電が行われた。商店街、駅のホーム、地下通路に運行する電車は車内の照明まで落としたため、本も読みにくい状況がしばらく続いた。マンションの共用部でも、同様の節電が行われた。エントランスホールや共用廊下の明は点灯時間を短くし、蛍光灯から省エネ仕様のLEDに替え、さらに照明を間引くことが行われた。これに異を唱える人はいなかった。文字通り印象が暗くなるし、不自由なこともある。しかし、被災地の方々はもっとつらい思いをしている。自分たちも我慢しなくては。その思いは日本人すべてに共通するものだった。地震が起きたのは3月日日。それから5ヵ月ほどたった8月は、花火大会の時期。だが、2011年の8月は花火を自粛するところが出た。一方で、復興のためにも自粛すべきではないという意見があり、鎮魂の思いを込めて開催したところもある。そんな「開催決定」を歓迎したのが、川崎市内のマンション。近くの多摩川沿いで毎年花火大会が行われ、マンション内の多くの住戸で、バルコニーから花火を見物できたからだ。「今年も花火大会を実施」とのニュースを聞いて、管理員の林は、理事長に」つの提案をした。「今年は、屋上を開放して、みなさんで花火を見ませんか」。そのマンションには、屋上に住民の共用施設としてテラスがあった。晴れた日は多摩川の流れを眺めることができ、開放感あふれる場所だ。そのテラスは日中のみ開放され、夜間は出入り口の鍵を閉める。危険防止の意味もあり、花火大会のときも開放はされなかった。その屋上を開いてみてはどうだろう、と提案したのである。このような提案が出たとき、責任者はリスクを考える。万一、小さな子供がはしゃいで転落でもしたら、大変だ。そして、日本中が自粛している中、屋上でどんちゃん騒ぎをしたら、近所からひんしゅくを買うのではないか。そんな考えが頭をよぎるので、簡単に「それはいい」とは言いづらい。しかし、東日本大震災から半年近くがたつと、そろそろ立ち直らなくては、という気持ちも強い。だから、林の提案も分かる。ただ、立ち直りの先頭を切るのは勇気がいる。理事長が逡巡していると、林のほうが囗を開いた。「さすがに、屋上で騒ぐのはまずいと思います。それに羽目を外してケガをしてもつまらんので、アルコールは持ち込み禁止とします。屋上でのバーベキューなど論外。静かに集まり、純粋に花火を楽しみましよう」それならなんとか……理事長が考えていると、もう一つ提案があると林。「屋上に集まる家族は、家庭内の電気器具のスイッチを切ってもらいます。これならば、居住者の皆さんに省エネを明るく前向きに実施いただけるだけでなく、コミュニティ形成にもつながります」屋上に集まって花火を見るため、屋上には照明器具を設置しなければならない。そのための電気を使用するが、それ以上に家庭内の電気使用量を抑制するので、マンション全体の電気使用量を下げることができるというわけだ。「省エネ活動の」環として、みんなで屋上に集まり、花火を見る会としましょう」。林の説明で、理事長の腹も決まった。早速、次の理事会で決めよう、となり、林も照明器具の手配などに取りかかることになった。当日、屋上には入りきれないほど住人が集まり、途中で何度か最前列を交代しながら、花火見物が行われた。マンションは高台にあるため、屋上からは花火を見下ろすことになる。花火は上から見下ろすと、球体であることがよく分かる。そして、その球体はいびつになっていることが多い。色の違いで広がり方が異なるので、いびつになってしまうのだろう。地上で正面から見上げると、その色が混じり合い、きれいな円となる。きらびやかな舞台を裏から見ているようなもの。「花火もがんばってるんだね」と誰かが言った。「こういう花火もいい」という独り言も。決して賑やかな花火見物ではなかったが、沈んだ催しでもなかった。しみじみと花火に思いをはせる……そんな花火見物だった。「やって、よかったよ。林さん、ありがとう」。理事長は林の手を握った。

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