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壁紙の種類と材質

2017年10月6日「金曜日」更新の日記

2017-10-06の日記のIMAGE
発ガン性物質TCEPが壁紙に含まれていたからといって、壁紙すべてがそうだというのではない。壁紙を貼るために使用する接着剤にしても、大豆や麦からとったクルーもある。どうしてもメーカーの製品は嫌だというのなら、サイズは小振りになるが、市販の和紙などを壁紙として利用するのも一方法だ。壁紙には素材として紙(和紙、洋紙、紙布や、表面に化粧材をラミネートしているものなど)、織物(レーヨンなどセルロースを主としたもの)、ビュール(塩化ビュールを主材として可塑剤、充填剤、安定剤、着色剤などを混入)、化学繊維(アクリルなど合成繊維や動物繊維を主材とする)、無機質(ガラス繊維織物、水酸化アルミニウム紙、石・砂・セラミックの粉末を紙に吹き付けたもの)などがある。私たちが壁紙を選ぶとき、あるいはよその家を訪問して壁紙を見るとき、決して素材を問題にしない。「あらあ、いい柄ねえ」なんて調子で、あくまでも色・柄の善し悪しを主観的に判断している。そんな傾向があるから、メーカーはさまざまなデザインの製品をつくるようになった。しかし、壁の役割を考えると、やはりデザインよりも素材が大きな問題になる。壁は皮膚にたとえられる。呼吸もするし、汗もかく。寒ければ鳥肌を立てて寒気をシャットアウトする。ところが、壁紙の多くはビエル系だ。安いし、デザインが豊富だからだが、残念ながら呼吸ができない。布、紙なら呼吸するが、ビエル系にそれを求めるのは無理というものだろう。接着剤は何かなど、実は職人さんだって気にしていなかった。しっかりと壁に張りつくことが絶対条件だから、接着能力が高ければそれでよしというのが基本だ。これは今も変わらないし、これからも変わらない。問題は接着剤の材質であることはすでに述べた通り。

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